#0 Eureka!
初めまして
久遠/Quenと申します!「くおん」でも「くどう」でもなく、「くえん」です。
東京都在住の高校生です。
あえてJKとは言わないでおく それがこのブログのテーマだからです
わたしは自分がノンバイナリー*1だと思っています。そしてパンセクシャル*2であり、まだ模索中なのでクエスチョニング*3でもあります。
いわゆるLGBTQ+というやつですが、どんな印象を持たれましたか?
「キモい」より「触れにくい」の方が悲しいです。
でも、そう思った人こそこのブログの読者に一番向いています。
日本におけるLGBTQ+を取り巻く問題点は差別より無知だと思います。
「当事者が言いにくい環境」があり、それは「周りが触れにくい環境」でもあり、その結果日常的に話題に登ることは少ないです。
言葉だけが一人歩きして、いじめや同性婚についてのニュースを通して知る人が増え、その結果マイナスのイメージで終わってしまっているのではないでしょうか。
ダメじゃんね
久遠です。
でもどうすればいいんだ….わたしに何ができる….
そこで思い出したのが好きな漫画の一つ、「ゴールデンカムイ」のことです。
色んな要素で構成されている作品で、その中でもアイヌが大きなテーマとなっています。(絶賛アニメ4期放送中です!是非)
印象に残っていたのは作者の野田サトル先生の言葉です。引用(https://konomanga.jp/interview/51952-2)
「アイヌ民族をとり入れたのは、あまり詳細に描かれてこなかった文化だからです。身近だけど、その面白さ、魅力に気づいていない人が多かったはずです。」
「『可哀想なアイヌの出てくる小説や漫画はたくさんあって、もう読みたくないから、強くてかっこいいアイヌを描いてくれ』とアイヌ協会の方に最初に言われました。」
「たしかにデリケートな題材ではありますが、トラブルは悪意からではなく、無知からくるものだと思います。だからできるだけ勉強し、専門家のご意見を仰ぎながら作品を描いてます。そのうえでならば、強いアイヌやずる賢いアイヌを描いたって、いいと思うんです。同じ人間ですから。」
Eureka! これなんだよォ!スモーキーーーーーッ!!
実際、この漫画の影響で多くの人のアイヌへの印象が変わり、理解が深まったらしいです。
「アイヌ民族」という言葉はなんとなく悲しい、触れにくい印象から強い、逞しい印象になったのです。登場人物のイメージがついたから。
わたしが目指すことはまさにこれで、わたしをLGBTQ+の一員として発信をすることでLGBTQ+という言葉の印象を変え、身近なものにしたいです。LGBTQ+と言えばあんなブロガーがいたな、と気軽に感じてもらえるようになりたい。
また、例えばわたしが好きなものについて綴るだけで、久遠を構成する個性がひとつ増えます。「LGBTQ+の久遠」から、「久遠という人間がいて、その代名詞の一つがノンバイナリーやパンセクシャル」となり、性自認というものが重苦しくなくなります。
わたしはゴールデンカムイの登場人物ほど変態個性が強くないので読者にインパクトを残せる自信はありませんが….
それでもこのブログを読んでいただく前と後では、LGBTQ+という言葉の語感は変わるでしょう。
気をつけたいこと。
わたし=LGBTQ+ではなくなるのが理想と述べましたが、逆にLGBTQ+=わたしでもありません。
LGBTQ+の全てを代弁するつもりはさらさらないですし、そう思われているならわたしの思惑は失敗ということになります。そうでない人と同じように、色んな人がいるのがLGBTQ+であり、それを理解してもらうための入り口としてわたしがいるのですから。
ですが、どうしてもわたしの話だけではそのイメージがついてしまうかも。なので、他の当事者(知り合い、有名人、コメントと許可をいただければブログ内の方)についてもぼちぼち取り上げていこうと思っています。
初めてのブログで至らない点もあると思いますが、ここに書いたことを基軸に、深く考えすぎず自由に更新していきます。ブログなんてそんなもん
ここは、啓蒙活動の場でもあり、価値観を共有しぶつけ合う場でもあり、自分の考えを整理する場でもあり、性別が個性とならない未来への出発点でもあります。
読んでくれてありがとう
これからよろしくね